ホーム>NTW Inc.スタッフブログ>清明節にて
NTW Inc.スタッフブログ

清明節にて

4月を迎え一週間が過ぎた。年度初めである。

今、筆者が居るベトナムでは、もともとは、4月の年度初めに対して、

多くの感傷は無かったのだが、昨今の研修生受け入れ

(ベトナム人が日本の企業に研修に出て、日本で技能試験等を終えて戻ってくるシステム)が

増加している影響で、飛行機は満席が続いたり、価格が高騰したりしているようだ。

また、現地への駐在員の異動も各社動きがあり、身近な方でも、

入れ替わりや帰任が相次いだ。

 

中国だと旧正月、ベトナムではテト、フィリピンだとクリスマスとニューイヤー、と、

各国で一年の区切りは異なるが、ベトナムでも日本の4月年度の影響をあちこちで見られるのは興味深い。

特に日本での年の区切りは、プライベート(年末年始)とオフィシャル(4月)の二つが存在しており、

他の国々とは少し異なっているように感じる。

筆者の知り合いのベトナム人ともそういう会話をしたことはあるが、

どうして、日本人はテトではなく、4月に異動が多いのだ?という説明に、

半分しか答えられなかった。

テトではなく、年末年始が区切りとなる、と、説明しても、4月については、説明が難しいのだ。

 

特にデータがあるわけではないのだが、感覚的に、日本人はそういった区切りを好む傾向にあるように思う。

当然、使用している二十四節季も、もとは中国からの輸入であり、

特に日本人だけが使用しているわけではない。

だが、中国では、それらは、時間の管理の為に学問的に実用的にに使用されてきた印象が強い。

ところが日本では、もともと、四季の変動がはっきりとしていたということに加えて

節目の好きな国民性が西暦の暦と、陰暦の節目を組み合わせて使用してきたように思う。

そして、その節目ごとに、ある程度の決着をつけながら、心機一転して、

次のチャレンジを、という傾向が強い。

 

一歩間違えれば、節目を過ぎたことで、過去を清算し、

新しい扉を開けることでゼロリセットするかのようなマイナス面を含めて、であるが、

二十四節季や季節の風物詩、桜を初めとする自然現象に至るまで、

節目を感じたがる国民性があるように思えて興味深い。

 

当然、全てのことは、一定期間内の途中経過を把握し、対策し、次の期間までの目標を修正し、

というプロセスを踏むのが成功への近道であろうし、その意味では、一年の区切りというのは、

誰もが納得する一つの節目となる単位である。

 

ところが、ベトナムの方で、日本のことがあまり理解できていない人からすれば、

テトという彼らにとっての一大イベントの前に、年末年始を祝った日本人から、

3月の区切りを聞くと戸惑うのも理解は出来る。

現在は、二十四節季で言えば、清明節にあたる。

中国では、数年前から、清明節を休日として過ごすようになったが

晴れ渡った空を見渡し、花咲き誇る季節、というような意味のようだ。

 

今年一年の展開を占う意味でも、年度初めという意味でも、良い時期、良い節季であると思う。

グループ全体としては、17期を迎え、更なる発展を望むシーズンだが、

ベトナムでは、3年目、勝負の年を迎えている。

幸いにも、徒手空拳でベトナムに出てきてからこれまでの2年間で、

数多くの新しいお客様とお取引を開始し、次はその内容が問われるシーズンとなっている。

来年の同時期が、澄み渡った空と、花咲き乱れる気持ちで過ごせるよう、

今年一年、突っ走っていきたいと思う。

 

Y.S

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ntw-web.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/302

ページ上部へ